キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト
記念すべき「劇場版キン肉マン」の1作目。奪われたチャンピオンベルトというのはソフト化に際してつけられたもの。
この映画はグロースが一番好きな映画なので、多少の贔屓があるかもしれませんが、付き合って下されば幸いです。ではスタート。
まずはOP。キン肉マンGo Fight!が流れます。映像はTV版との違いナシ。
OPが終わるとしょっぱなから世界に羽ばたく、アデランスの中野さんが登場。解説をしてくれます。
どうやら物語は7人の悪魔超人を倒し、チャンピオンベルトを守った後のよう。
キン肉マンが自身の長年の夢である、キン肉マンランドの建設に乗り出したんですって。
原作のみの方に説明しますと、アニメ版にたまーに出てくるんですよ、このキン肉マンランド。
キン肉マンの妄想から見るに遊園地や、テーマパークといった感じですね。
「いえーい!みんな見てる〜?キン肉お兄さんですよ〜!頑張るけんね〜!!」
と王子ことキン肉スグルさん。張り切っております。しかし・・・・・・?
アデランスの中野さん「キン肉マンランド 建設寄付金募集・・・・・・」
はい。王子ったら自分のお金で造ろうってんじゃないんですね。中野さんにも貧しい人、可哀相なおじさんなんて言われてしまいます。
この発言にキレたキン肉マンは、中野さんにコブラツイストで逆襲(笑)。
そして輝かしい超人オリンピックのベルトが画面に映し出されます。
大王「このベルトの名においても、目標額の1500億円は集めねばな」
おいおい。そんなに集めるつもりなのかよ。という視聴者のツッコミを体現するかのように、
ママ「そんなに集まるかしらねぇ〜」
ママが鋭いツッコミ。遊園地の建設費など想像もつきゃしませんが、簡単に集まりそうな金額ではない事は分かります。
・・・・・・ていうかキン肉王家の財産でどうにかならなかったんでしょうか?この映画より後の「II世」連載中とはいえ、
キン肉マン対テリーマンというのがありまして。その話の中で、キン肉マンは対テリーに向けてかなりの規模の特訓場を建てています。
しかも一晩で。ラーメンマン、ロビンマスク、ブロッケンJrも「キン肉族の財力には驚かされる」と言っていたり・・・・・・。
まぁそんなことをツッコミ出したらきりがないので先に進みましょう。
ママのツッコミに対し、自分は超人オリンピック史上、初のV2チャンプだ!と反論する王子。
その自分が寄付を集めると言ったら、押すな押すなの大盛況と自信たっぷり。
え?父である大王も9、10回のチャンプでV2?先に進みますね。
王子は夢みるキン肉マンランドに思いを馳せます。
そこは人種、超人、宇宙人の違いをこえた、愛と平和の場であり、そこを訪れるものをキン肉マンは誰一人として拒まない。
宇宙のような広い愛が、人々の心に安らぎをもたらすのだ!そうです。いやぁカッコいいですね。王子!
「それは愛・・・・・・ピースだっ!!!」
ピースで決める中、ナチグロン、大王、ママが称賛。ミート君だけ、なぁ〜に言ってんだか・・・・・・って感じ(笑)。
「それは愛・・・・・・ピースだっ!!!」
大事なことらしく、二回言う王子。上記のメンバーに加えてマリさんも拍手。ミート君だけさっきとおんなじ。
一名を除いて浮かれまくりな一行。ですがこのとき、こわーいことが起きているのです。
中野さんのナレーションによれば、宇宙の彼方からキン肉マンを目指して怪しい宇宙艇が来ているとのこと!
そんなことは露も知らない王子。呑気に寄付金を待ち続けます。
一時間待ち・・・・・・誰も来ないなぁというときに、一台の車が停車。
???「やあキン肉マン君。遅くなってすまんすまん」
一人の中年男性(CV.佐藤正治)が登場。しかし王子は誰なのか分からず。
マリさん「総理大臣よ!」
なんということでしょう。超人とはいえ格闘技の世界チャンプが寄付を募って日本の総理が来てくれるとは。王子が日本エントリーだから?
めちゃんこ厚い袋を差し出す総理。
王子「ありがとう!ぞうり大臣!」
マリさん「ぞうりじゃなくて総理よ!」
王子「オー!アイムソーリー!!」
こてこてなギャグ(笑)。総理と大王がズッコケてしまいます。
その後も続々と車が停まり、有名人のパロキャラ(王 貞春、タモリっぽい人など)が登場。
その中には松田聖子のパロディである、松田正子(CV.鶴ひろみ)も。
正子ちゃん「私にも、寄付させて・・・・・・?」
王子「いやぁどんぞどんぞ、ケンナオコしゃん!」
正子ちゃん、王子のボケっぷりにこけかけてしまいます。
王子「ありゃ!?違っちゃったかな?あ、ヤマダクニコさんだったなぁ!」
二度目のボケには耐えきれず、ズッコケてしまう正子ちゃん。まぁこんなボケ耐えられませんよ普通。
そして手錠をかけたまんまのイワオとキン骨マンが登場。別カットで五分刈りのダンナも参上。
しかしギャグパート担当のこの三人が来たからか?空に暗雲がたちこめてしまいます。
雷鳴が轟き、それと共に・・・・・・さっきの怪しい宇宙艇が登場!!
王子「大事なベルトに雷でも落ちたら大変だわ」
宇宙艇に全く気付かない王子は、チャンピオンベルトを避難させようとします。
ですが、あともうちょっとでベルトというところで、危惧したとおりにベルトへ雷が直撃!
吹っ飛ばされる王子。ベルトの方へ目をやると、消えてしまっている!?
ミート君「チャンピオンベルトが消えた!!」
謎の笑い声が聞こえ、王子もそれに気づきます。すると会場の外から謎の影が現れ・・・・・・。
???「このチャンピオンベルトは貰っていく」(CV.大塚周夫)
奪ったベルトを掲げ、堂々と宣言するフードの男。事態をまだ重く見ていない王子は、
いくら多額の寄付をしたからってそればっかしは・・・・・・なんて返します。
それを聞いて再び笑うフードの男。その後方に光が落ち、3人の超人らしき男が登場。
流石の王子もそれを目にし、シリアスな感じでなんだお前たちは!と警戒。
???「宇宙地下プロレス連盟だ!」
王子「うちゅうのちかてつれんめ?」
どこをどう聞き間違えればこうなるのか(笑)。ベルトを奪った一行もズッコケてしまいました。
王子「ぬはー!そうか!キン肉マンランドに地下鉄コースターを造って欲しいって・・・・・・?」
ミート君「違いますよ王子!」
王子「あ、違うの?」
マイペースな方である。この後にミート君の説明が入り、一行はメトロ星に基地を持つ、宇宙一凶悪な超人レスラー集団だという事が判明。
王子「お〜こわ!そんな方だったんですか」
???「何を隠そうこの俺がボスのオクトバスドラゴン三世だ!!」
この後王子とミート君、ナチグロンのコント。しょうもないようなことをやってます。
そんなコントも意に介さずにオクトバスドラゴンが一喝。
オクトバスドラゴン「キン肉マン!!」
王子「はい!」
オクトバスドラゴン「ベルトを返して欲しくないのか?」
王子「いやぁ。少々のお代さえいただけりゃ旦那。そんなもんどんぞどんぞ」
ボケたのかマジだったのかは不明ですが、かる〜くそんなことを言ってしまう息子に大王がキレます。
大王「スグル!歴代のチャンプが血と汗とで守ってるチャンピオンベルトに、なんちゅうこというんじゃこのバカタレめが!!」
これを見ていた総理が、日本の親父もあのくらい強くならなくてはと一言。
大王にぼこぼこにされた王子は、オクトバスドラゴンにどうにかベルトを返してくれないかと交渉します。
するとオクトバスドラゴンさん。そうか。と言ってすんなり差し出してくれたんですよ。
その態度に機嫌を良くした王子。以外と良い人なんじゃのう。オクトバカドラゴンと名前を間違えてしまう・・・・・・。
「俺はオクトバスドラゴンだ!!」
名前を間違えられ怒るオクトバスドラゴン。もう止まりません。王子を空へとぶん投げます。
無抵抗で落ちてくる王子に、オクトバスドラゴンの部下の超人たちが攻撃を加える。
為す術もなくリンチされる王子。ナチグロン、五分刈りのダンナ、いつの間にか手錠のないイワオとキン骨マンが助けに行きますが役には立ちません。
そしてさりげなく。このとき部下(CV.塩屋浩三)に止められつつ、立ち向かおうとする総理がコミカルで面白い。
リンチ後、ボロボロの王子にオクトバスドラゴンが言います。
オクトバスドラゴン「どうしてもこのチャンピオンベルトが欲しかったら、明日の12時までにメトロ星の我らが基地に来るがいい!そこで改めて決着をつけよう・・・・・・!」
王子「あぁ・・・・・・明日の12時・・・・・・?」
オクトバスドラゴン「俺様も宇宙地下プロレス界ではNo.1と言われる者、ただ横取りしただけとは言われたくないからな。もし来なければ!」
オクトバスドラゴンが指パッチン。部下超人3人組が、マリさんのもとへとジャンプし、腹パンで気絶させてしまいます。
超人が人間の女性に腹パンってひでー・・・・・・。
オクトバスドラゴン「チャンピオンベルトをいただくのはもちろんのこと、12時に1秒でも遅れれば、この娘はギラザウルスの餌になるのだ!」
それを聞いて立ち上がる王子。でもまたすぐに倒れてしまいます。明日の12時だ!忘れるな!
笑いながら、宇宙艇からの光の柱に包まれて消えるオクトバスドラゴンと、その部下。と・・・・・・マリさん。
追いかけようと飛びあがるも、蓄積されたダメージが大きくて落下してしまう王子。
絶体絶命です。いやはやどうなってしまうのでしょうか?
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