キン肉マン 奪われたチャンピオンベルト

オクトバスドラゴンに連れ去られて、宇宙艇もろとも消えてしまったマリさん。
メトロ星とは何処なのか?ギラザウルスと一体何なのか・・・・・・。
王子「ま、マリしゃん!・・・・・・ぐっ、マリ・・・・・・しゃん・・・・・・!」
大王「スグルーーーッ!!」
もう一度立ちあがろうとし、それでも倒れてしまった王子に大王とママが駆け寄ります。
大王「ママ。早く救急車を!」
ママ「はい!」
ボロボロの王子を心配し、救急車の手配をしようとするママ。しかしそれを制止せんと王子がママの手を掴む。

王子「誰が救急車を呼べと言った・・・・・・?」
大王「まさかスグル。このままメトロ星とやらへ行く気では?」
王子「ふふ。そのまさかだ。メトロ星へ行かんでなんとする!!」

カッコいいです。愛する人の為に退かぬその姿。
これがちょっとばかし気取った作品なら、勇気と無謀は違うとか言われてるんですかね。
そういうのも厨二心をくすぐるのですが、こういう泥くさいのも大好きなもんでして。

でも実際、劇中の現在の王子はボロカスもいいところ。
大王にもしかし・・・・・・、ママからもあんな恐ろしいレスラーが大勢いるところへ・・・・・?と心配されます。ミート君とナチグロンも歩み寄ってくる。
王子「パパ、ママ。俺は行く・・・・・・っ!俺は行くんだ!」
目を潤わせて決意する王子。大丈夫なのか?
しかし。視聴者も心配になってきたところへ、ある男の声が聞こえてきます!!

???「キン肉マン!1人で行かせはしないぜ!!」
こ、このCV.田中秀幸チックな声は!!

「テリーマン!!」

なんだそのピース。

テリー「キン肉マン。さあ行こう!宇宙の地獄と言われる、メトロ星へ」
王子「しかしテリーマン。ナツコさんとの約束は?」
ナツコ「キンちゃん、気にしないで。こういうとき黙って見過ごせるようなテリーマンじゃないもの」
王子「ナツコさん・・・・・・テリーマン!ありがとう!!」

こんな素敵なカップルは実在するんでしょうか?そして負けじとカッコいいやつらが集まってきます。

???「テリーマンにだけ良い恰好はさせないぜ」
王子「ウォーズマン!ロビンマスク!ラーメンマンも!」
テリー「おぉ。ブロッケンJr!リキシマンも!」
なんなんだよ。友のピンチに颯爽と駆けつけすぎだろ!惚れてしまいますよ!!

・・・・・・でも真相はどうなんでしょう。みんなで募金に来たらこんなんなって「あっ」って感じだったりするのかな。


ブロッケン「さぁキン肉マン、早く行こう。マリさんとチャンピオンベルトを取り返しに!」


ナチグロン「うわぁ〜!凄い!!」
ミート君「アイドル超人の勢揃いだ!!」
ロビン「メトロ星は宇宙の果てにあるという。ワープしてもかなりの時間がかかるぞ。急ごう!!」
超人「おう!!」
王子「うぅ・・・・・・!みんなぁ・・・・・・っ!!」

こうして厚くて熱い友情に助けられる王子。場面は一気に宇宙へ、そして王子たちの乗る宇宙船へと移ります。
て・・・・・・あれ?メトロ星の場所が宇宙の果て?遠すぎだろと思った方もいるでしょう。
実は王子の故郷であるキン肉星の時点で、地球から500億光年の位置にあります。
1光年が約9兆4608億kmだそうでkmで換算したところ、約4730垓4000京km。(グロースの現住所の東京から、故郷の青森まで約720km
聞き慣れない桁まで出てしまいました。とにかくそんな距離を大王やママが簡単に行き来している世界。
例え宇宙の果てでもロビンの言うように、かなりの時間がかかる程度(しかも1日)で済むんじゃないですかね。※計算違ってたらどなたかご一報を(笑)

まあ考察はここまでに。宇宙船のパイロットはブロッケンJr。やはり軍人だから戦車とか乗るだろうし、運転はばっちりなのか。
他のメンツは座って作戦会議(?)。

「ふーむ。これがメトロ星かあ。よくこんな地図があったなあ」

ホントだよ。つかどれだよ。

ラーメンマン「中国4000年の歴史は素晴らしい。ないもの以外全てあるんだ」
王子「あぁ〜ほっか。ほっか」

ツッコミたい視聴者を抑えるかの如く、ここで中野さんのナレーション。ちゃっかり別の宇宙船でついてきています。
中野さんの乗ってる船のパイロットは与作さん。ブロッケンJrと中の人が一緒(CV.水鳥鐡夫)。製作側のなんらかの意図は・・・・・・別にないだろう多分。
アイドル超人の宇宙船がワープしたので、与作号も続いてワープ。
遅れて五分刈のダンナ、キン骨マン、イワオの乗る船もワープ。パロディでダンナが古代進の顔になってたり。
予算がなくて新しいのを買ってもらえないのだそう。一所懸命修理してました。

そして画面上ではあっという間にワープ完了。でも劇中ではかなりの経過があったようで、
テリー「あと2時間しかないぞ!急ぐんだブロッケンJr!」
という情報が。おお!と応えて発進させるブロッケン。与作、五分刈号も続く。

メトロ星の風景が映し出されます。奇抜な植物や、ドラえもんの22世紀の町並みみたいな町。降り立った王子が一言。
王子「いやぁ〜はは〜ん。着いた着いた。これがメトロ星か。しっかしあまり好かん風景だのう」
全体的に赤いんです。メトロ星。そりゃヘンかもしれないですな。
ミート君「見物に来たんじゃありませんよ!!」
王子「わーっとる、わーっとる」
そう。目的はマリさん。風景の感想を言ってる場合ではありませんのだ。

ロビン「ラーメンマン、方角が分かったか?」
ラーメンマン「ちょっと待て・・・・・・もう少しだ」
ウォーズマン「!・・・・・・12時まであと50分だ」
・・・・・・?さっきテリーが2時間と言っていたのに、もう50分というのはおかしくないか?ああ見えてメトロ星はまだ遠い位置にあった?それともウォーズマンの時計が本体同様ポンコツなのか?
ラーメンマン「中国4000年の歴史が語るには、北北西!あっちだ!!」
着陸前から調べておいて、基地のすぐ近くに降りれば・・・・・・って話がつまらなくなりますね。はい。
テリーの行くぞ!急げ!で歩み出すアイドル超人。先程の奇抜な植物が生い茂る森を進んでいきます。
道中にはヘンテコな鳥や巨大な蛇の姿がおり、それらに失禁しながらビビる王子。

ミート君からもマリさんをどうするんです!と叱責される。すると途端に、

「みんな!何をボーっと見てる!!急げ!!」


とカッコいい声で指示。みんなズッコケます。テリーなんかコマネチする始末。
それを敵も影から見ています。
「あれがボスの言うV2チャンピオンとは。信じられない」
「アーハッハッハ!!あ、アニキ!一応は報告しよ!ウヒャハハハハ!!」
多分この2超人がゲスト出演されたゆでたまご先生だとは思うのですが。どっちがどっちの声かは不明。

ここで敵基地側へ場面が変わります。そこにはロープで崖に吊るされているマリさんの姿。
そしてギラザウルスも登場!!


デカイよ、おい。こんなんホントに、オクトバスドラゴンも管理出来てるんでしょうか。
幹部と思わしき敵超人がズラリと移され、何らかの機械をいじっている超人へカメラが。
部下「スーパーブーメランの発射を12時にセット完了」(CV.戸谷公次)
オクトバスドラゴン「よーし。だがキン肉マン、12時までに来られるかな?ハハハハハハ!!」
そこへさっきのゆで(?)超人が報告せんと走ってきます。アイドル超人一行が向かって来ていることを報告。
オクトバスドラゴン「なに?きたか。よーし全員配置につけい!」
50分切ってるというのにこちらもまた悠長なもんですな。

ですがそんな疑問をかき消すかの如く、ソッコーで第一の刺客がアイドル超人軍の前に立ちはだかります(笑)。
丸太一本が橋変わりになっている谷。敵超人の不気味な笑い声が響く・・・・・・。
ウォーズマン「誰だお前は!?」

関係ないんですけどこのシーン、問うているウォーズマンの横でリキシマンがしょぼくれた顔なのが気になる。


何があったのよ。


???「ふふはははっ!俺様は怪力レスラー、ハリゴラスだ!」(CV.田中康郎)


ハリゴラス「俺とこの丸太の上で勝負して勝たなければ、誰もこれ以上は進めん!!」
ロビン「なに?丸太の上で勝負だと!?笑わせるな!!」
超人「我々には超人オリンピック、V2チャンピオンのキン肉マンがいるっ!!」
そう!こちらには奇跡の逆転ファイターがおります!アイドル超人たちも、揃って誇らしげに彼を紹介!!するのですが・・・・・・?

「ぶへっ、ぶへっ・・・・・・みんなすまないねぇ。腹こじらせて頭痛の動悸が脚気おこしちゃってさ・・・・・・ぶほっ!ぶほっ!」

得意の仮病が発動(笑)。アイドル超人たちもズッコケ。

頼りにならないV2チャンプを尻目に、アイドル超人はロビンとブロッケンが行こうとしますが、リキシマンが任せてもらおうと丸太へ向かいます。
自分が戦わずに済むと分かった途端、元気になるV2チャンプ。
王子「そーだー!いけーリキシマン!男の勝負してこーい!!時間無いぞぉー!GoGo!リキシマン!やっちゃえやっちゃえ」
ラーメンマン「や か ま し い」
二頭身でリキシマンを激励する王子をラーメンマンが一蹴。犬のようにキャンキャン言いながら吹っ飛んで行く。
一方でリキシマンVSハリゴラスはゴング寸前。

ハリゴラス「へへ!リキシマンとやら、可哀相に。わざわざ死にに来たのか!!」
リキシマン「それはこっちの言う台詞だ!行くぞ!!」
戦いの火ぶたは切られました!!
リキシマン「どすこーーーーい!!!!!!!!!」
両者組み合い、張り手合戦が繰り広げられます。しかしリキシマンが顔面に強烈なのをもらってから、やや押され気味に・・・・・・。
ハリゴラスはやはり丸太の上での勝負に慣れているのか。
仲間のアイドル超人が心配するなか、リキシマンは丸太から落ちかけます。
なんとか丸太を掴んで落下を防ぎましたが、ハリゴラスはその手を何度も何度も踏みつける・・・・・・!
左手から流血するリキシマン。限界かその流血した左が離れてしまう。

ハリゴラスはもう片方の右手へとターゲット変更。踏みつけようと足を上げる!
しかしそのときに火山が噴火。地響きでバランスを崩すハリゴラス!リキシマン、それを見逃しません!!
リキシマン「今だ!!そぉりゃああーーーー!!」
華麗に丸太の上へと舞い戻り、ハリゴラスに突進。ガッチリ組み合い、そのまま両者とも落下!!
王子「リキシマーーーン!!」
他のアイドル超人も驚きの声を上げます。


ですが流石はリキシマン。一緒に落下はせず、身体を離してなんとか岩のくぼみを掴みました。
ハリゴラスの方は谷底へ転落。
王子「リキシマーン!今助けに行くから、動くなーーーっ!!」
急げ!
とブロッケンJrにロープで括ってもらう王子。
リキシマン「くるなーーーー!!!キン肉マン!!!時間がない、先を急げ!!!」
その言葉に動揺する一行。しかし・・・・・・。テリーマンは助けに行けと顎をしゃくる。
王子は谷を降りはじめます。それを見てまたくるなーー!!とリキシマン。

リキシマン「12時まで間に合わなかったらどうする!?くっ・・・・・・!!早くゆけーーい!!」
王子「そんなことできるかーーー!!」
ロビン「止めろキン肉マン!!」
王子「なんだって!?」
ロビン「どうしても助けようと言えば、リキシマンは自分から落ちる!!」
王子「そ、そんなバカな!!」
リキシマンの言動を理解したロビンが、王子を止めに入ります。

リキシマン「キン肉マーーン!!」
窪みを掴んだのは流血した左手。耐えられずにずり落ちて行くリキシマン。
リキシマン「みんなぁーーーーっ!!道中、達者でなーーーーーっ!!!」
王子「あぁっ!!」
窪みから放れるリキシマンの手。彼も谷底へ落下していきます。
身体を岩に打ちながら・・・・・・。その様子を目に焼きつける仲間たち。テリーは目に涙を浮かべています。
どんどん落ちて小さくなっていき消えたリキシマン。犠牲者がでてしまったアイドル超人軍。
この後も、波乱の展開から目が離せません。

第3へ続きます。続きはまた近日中に。

その1へ

グロースのぺ〜じにもどる 楓のページに行く

トップにもどる

inserted by FC2 system